眠れる森の美女 原作とは?ディズニー映画だけじゃない童話の歴史と魅力

眠れる森の美女の原作と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはディズニー映画でしょう。

しかし、実は眠れる森の美女の原作は複数のバージョンが存在し、それぞれに異なるストーリーや教訓が込められています。

本記事では眠れる森の美女の原作の歴史を振り返り、シャルル・ペロー版やグリム兄弟版との違い、さらにディズニー作品との関わりを解説します。

ディズニー映画を見て気になった方も是非一緒に原作を深掘りしてみましょう^^


眠れる森の美女 原作の起源

眠れる森の美女の原作の起源はヨーロッパの口承童話にさかのぼります。

最も古い記録とされるのは、イタリアの詩人ジャンバティスタ・バジーレが1634年に出版した『太陽、月、ターリア』という物語です。

ここでは、王女が糸車の麻の棘に刺されて眠りにつき、王子によって目覚めるという基本構造が描かれています。

しかし眠れる森の美女原作のこの初期バージョンは、現代の読者には衝撃的な要素も含まれており、ディズニー版のようなロマンチックさよりも民話的なリアリティが強く残っています。

いわゆる童話色が強く、教訓めいている面が強いのかもしれません。

実際にネット上にもあらすじが多数あがっていますがなかなかリアルな描写も多く、痛々しい場面などもあるので気になる方は是非調べてみてください^^;


眠れる森の美女 原作 シャルル・ペロー版

眠れる森の美女の原作として最も有名なのは、フランスの作家シャルル・ペローが1697年に発表した『昔話集』に収められたバージョンです。

ここでは、呪いによって100年間眠り続ける王女と、彼女を目覚めさせる王子の物語が中心に描かれます。

ペロー版 眠れる森の美女の原作には、呪いをかけるのが“悪い妖精(仙女)”であり、それを和らげるのが“良い妖精(仙女)”という設定があります。

また、王子と王女が出会った後のエピソードとして、王子の母が人食いの怪物であったというダークな展開も含まれている点が特徴です。

この部分は後世の翻案やディズニー映画では省略されていますが、眠れる森の美女の原作が持つ物語の奥深さを示しています。

本当は眠れる森の美女は怖い話なのでは?とネットなどで噂されている理由として、このバージョンが元になっている場合が多いです。


眠れる森の美女 原作 グリム童話版

眠れる森の美女の原作の一つが19世紀にグリム兄弟によっても収録されています。

グリム版では『いばら姫(Dornröschen)』というタイトルで知られており、よりシンプルで子ども向けに改変されています。

この眠れる森の美女の原作では、王女が糸車の針に刺されて眠りにつくという要素は同じですが、ペロー版に比べて暗い後日談は削られています。

王子が姫を見つけ、キスによって目覚めさせ、幸福に暮らすという流れは、現代に最も広く知られる眠れる森の美女の原作と言えるでしょう。

ここまできてやっと私たちに馴染みのある眠れる森の美女の感覚が現れてきましたね^^;


眠れる森の美女 ディズニー映画と原作の関係

1959年に公開されたディズニー映画『眠れる森の美女』は、グリム童話とペロー版を組み合わせた作品です。

ディズニーでは、悪役として「マレフィセント」というキャラクターが登場し、これはペロー版の“悪い妖精”をもとにしています。

また、ディズニー独自の音楽・映像美が加わり、眠れる森の美女の原作は現代の大衆文化に深く根付くことになりました。

そもそもこのディズニー版がオリジナルとばかり思っていたので、童話や原作がここまで展開されていることに今回調べてみてとても驚きました。


眠れる森の美女 原作と教訓

眠れる森の美女の原作が長年語り継がれてきた理由は、その物語が持つ普遍的なテーマにあります。

  • 運命から逃れられないという宿命性

  • 時間を超えて訪れる愛の力

  • 善と悪の対立構造

特に眠れる森の美女の原作に描かれる“長い眠り”は、人生の停滞や再生を象徴するものとして解釈されることも多いです。

そのため、子ども向けの童話であると同時に、大人にとっても深い意味を持つ物語となっています。

原作を理解するとよりディズニーの眠れる森の美女の魅力も引き立ってくるように感じますね^^


眠れる森の美女 原作の現代的な再解釈

近年では眠れる森の美女の原作をベースにした映画や小説が数多く発表されています。

ディズニーの実写映画『マレフィセント』はその代表例で、悪役視点から眠れる森の美女を描き直しています。

また、現代の作家たちも眠れる森の美女の原作をアレンジし、フェミニズム的な観点から王女の主体性を強調したバージョンを生み出しています。


まとめ

眠れる森の美女の原作は、バジーレの『太陽、月、ターリア』から始まり、シャルル・ペローやグリム兄弟によって形を変えながら伝わってきました。

そしてディズニー映画によって世界中に広まり、現代でも新たな解釈を生み出し続けています。

眠れる森の美女の原作はただの古い童話ではなく、人々の心に響く普遍的な物語なのです。

改めて調べた上でディズニー映画を見ると違う角度からの眠れる森の美女が見えてきます。

ぜひ、原作の世界観にみなさんも触れてみてくださいね^^

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