オーストラリア発の大人気アニメ『ブルーイ(Bluey)』。
6歳のヒーラー犬・ブルーイとその家族の日常を描く物語は、子どもはもちろん、大人の心にもそっと寄り添う温かさがあります。
2024年にはテレビ東京系列での地上波放送もスタートし、日本でもますます注目されているこの作品。
今回は、その魅力を「日本語吹き替え声優」にフォーカスしてご紹介します。
個性豊かなキャラクターたちに命を吹き込む声優陣の素晴らしさを通して、『ブルーイ』の世界にさらに深く触れてみませんか?
ブルーイってどんな作品?
『ブルーイ』は、オーストラリアのアニメーション制作スタジオ「Ludo Studio」が手がける7分間の短編シリーズ。
主人公は6歳のブルーイ。
元気いっぱいで想像力豊か、ちょっぴりおしゃまでチャーミングな女の子です。
見た目が青いからか時々男の子に勘違いされるようで親戚のおじさんにも「男の子だったよな」と言われることも。
私の家族も初めて見た時「男の子じゃないの!?」と驚いていました^^
彼女と妹のビンゴ、そしてパパ・バンディット、ママ・チリと過ごす日常は、「子育ての理想」と「リアル」が絶妙にミックスされた内容。
大人が見ても思わず涙してしまうほど、愛と学びがつまった物語です。
ブルーイ日本語吹き替え版の声優一覧
2024年春より、テレビ東京系列で日本語吹き替え版の放送が開始。
以下の豪華声優陣が、ブルーイたちの個性を見事に表現しています。
キャラクター | 声優 |
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ブルーイ | 塙真奈美(はなわ まなみ)さん |
ビンゴ | 鳥越まあや(とりごえ まあや)さん |
パパ(バンディット) | 奈良徹(なら とおる)さん |
ママ(チリ) | 小林希唯(こばやし のぞみ)さん |
地上波版では、副音声で英語オリジナル音声も選択可能になっており、日英の演技の違いを楽しむことができます。
日本語版ならではのギャグやユーモアのお話がたくさんあるので英語版で聴くとどうなるのかも聴いてみたいですね^^
ブルーイ各キャラクターの声と魅力
● ブルーイ:塙真奈美さん
ブルーイの好奇心とエネルギーを、子どもらしい素直さで表現しています。
明るく弾ける声と、ちょっと背伸びした言い回しのバランスが絶妙。
ブルーイの「やってみたい!」「遊ぼうよ!」が、自然に心に響きます。
● ビンゴ:鳥越まあやさん
妹ビンゴの内気さや優しさを、繊細に演じてくれる鳥越さん。
ブルーイに振り回されながらも、しっかりと感情を持っているビンゴの芯の強さが、声から伝わってきます。
ときどき出る甘えん坊な一言に癒される人も多いはず。
● パパ(バンディット):奈良徹さん
全力で子どもと遊び、時に抜けていて、でも肝心なときには頼れるパパ。
その複雑な「理想と現実のパパ像」をユーモラスかつ誠実に演じるのが、奈良徹さんです。
感情の細かい揺れや遊びのテンポ感が素晴らしく、共感を呼びます。
● ママ(チリ):小林希唯さん
母としての優しさと強さ、そして時にお茶目な表情まで、幅広く演じ分ける小林さん。
ママの落ち着いた声に、見ている側も安心感を抱きます。
ブルーイやパパをやさしく包み込むような声が印象的です。
ブルーイ吹き替えに込められた工夫
『ブルーイ』の日本語版は、オリジナルの雰囲気を尊重しつつ、自然な会話とリズムで構成されています。
とくに親子のやり取りや遊びのテンションの高低は、日本語でも無理なく再現されており、「言語が違っても心の距離が近い」と感じられるような仕上がりです。
さらに注目したいのは「副音声機能」。
テレビ東京の放送では、日本語吹き替えの主音声に加えて、オリジナル英語音声も副音声で楽しめるようになっています。
子どもと一緒に英語学習をしたい家庭にもぴったりです。
英語版との比較も楽しみのひとつ
英語版では、子ども役のブルーイやビンゴにプロの声優を使わず、スタッフの子どもたちを起用しています。
そのため、よりナチュラルで“本物の子どもらしさ”が感じられるという評価も多いです。
一方、日本語版ではプロの声優によって演技が丁寧に構成され、日本の文化や家庭にも自然に馴染む親しみやすさがあります。
両方を見比べることで、表現の違いやキャラクターの解釈の幅広さを感じることができ、作品への理解も一層深まります。
制作側のお子さんが英語版を吹き替えていること、初めて知りましたが制作サイドの愛情もひとしおでしょうね^^
まとめ:声でつながる家族の絆
『ブルーイ』は、「親と子」「きょうだい」「夫婦」それぞれの関係性の中に、温かい学びや気づきをたくさん散りばめた作品です。
そのメッセージを伝えるうえで、声優たちの存在は欠かせない大切な架け橋。
日本語版の声優陣もまた、それぞれのキャラクターに寄り添いながら、愛と優しさを声に乗せて届けてくれています。
忙しい毎日の中で、ちょっと立ち止まって、ブルーイたちの世界を覗いてみませんか?
言葉の向こうにある「家族の声」に、きっと心があたたかくなるはずです。
以下、声優さんたちの詳細情報も載せているので、気になる方はご覧ください!
ブルーイ日本語版声優陣、詳細情報
● ブルーイ:塙真奈美(はなわ まなみ)さん
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代表作:『マイリトルポニー~トモダチは魔法~』(トワイライトスパークル役)、『LUPIN ZERO』(ユキコ役)、映画『天気の子』『君の名は。』(声の出演)など
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演技の魅力:明るくはじけるような声質に加え、幼い子ども特有の無邪気さや繊細な感情をリアルに表現できる実力派。ブルーイの「もっと知りたい」「やってみたい」という知的好奇心を、自然体のまま声にのせています。
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ひとこと:演じるたびに“ブルーイそのもの”になっていく感覚があり、聴く側も思わず笑顔になる愛される演技が魅力です。
● ビンゴ:鳥越まあや(とりごえ まあや)さん
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代表作:現時点では情報が多くありませんが、ビンゴ役をきっかけに今後注目される若手声優の一人といえる存在です。
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演技の魅力:ビンゴの持つ優しさとちょっぴり臆病な部分、そして時に大胆に行動する“芯の強さ”まで繊細に表現。言葉少なな瞬間にも想いが伝わるような“余白のある演技”が光ります。
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ひとこと:姉ブルーイとの対比によって、彼女の演技がより引き立ち、視聴者の共感を呼びやすくなっています。
● パパ(バンディット):奈良徹(なら とおる)さん
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代表作:『メジャー』(佐藤寿也)、『キングダム』(黄離弦)、『青の祓魔師』(志摩金造)など、青年から大人、悪役まで幅広く担当
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演技の魅力:バンディットの「ふざけてばかりだけど、実は超頼れるパパ」像を見事に表現。コミカルな場面では軽やかに、感動的な場面では芯のある温かさを届けてくれます。
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ひとこと:子どもと遊ぶのが大好きなバンディットのテンションと、父としての責任感の両立を“声の演技”だけで成立させる、まさに職人技です。
● ママ(チリ):小林希唯(こばやし のぞみ)さん
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代表作:『逆転裁判』シリーズ(春美役)、『BLEACH』(蛇尾丸の斬魄刀)など、印象的な脇役も多数
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演技の魅力:チリの持つ穏やかさと芯の強さを、バランスよく表現。家庭の中での“お母さん”としての包容力に加え、夫や子どもと対等にコミュニケーションをとる「今どきのママ」像も的確に演じています。
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ひとこと:安心感を与えながらも存在感がしっかりある声は、作品全体の雰囲気づくりにも大きく貢献しています。
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