鳴嶋(なきしま)メルト 推しの子舞台の演技はなぜ泣ける?声優、前田誠二の演技

推しの子シーズン2,鳴嶋メルトの演技に泣かされた方は多いのではないでしょうか?

私もその一人で、アマプラで何度も東京ブレイドの話の回は見返しました(現在5回目)

今回は鳴嶋メルトの演技に何故そこまで感動するのか?という記事を書いていきます。

鳴嶋メルト、棒読み演技からの覚醒「ヒトリニサセネーヨ」

鳴嶋メルトと言えば棒読み役者として周囲の役者からも、ドラマの視聴者からも大批判をくらうのが推しの子の中でも印象的なエピソードとして挙げられていますよね。

特に「今日あま」という恋愛漫画を題材にしたドラマの主人公役として演じているのですが、ドラマ内での「ヒトリニサセネーヨ」というかっこつけて調子に乗ったようにも聞こえる棒読みセリフはリアルにテレビで見ている私たち視聴者のことも沸かせてくれました。

現場に来られた今日あまの原作者である吉祥寺頼子先生もがっくり絶望する程の演技、、。

更には演技だけでなく演者である鳴嶋メルト自身もなかなかに調子に乗っている人物。

うまいこと人生を生きてきて気づいたら人気者になっていた。

彼の生きてきた道のりが正に棒読み役者、鳴嶋メルトを創ったのだ、と本人も分かっていました。

そこからの覚醒が本当に美しい。

鳴嶋メルト演じる、東京ブレイドのキザミ。悔しいという心情が重なる

「今日あま」で共演した役者とも再び一緒に舞台に立つ鳴嶋メルト。

2.5次元の舞台、「東京ブレイド」に出演そこでキザミという役を演じます。

演じるにあたってキザミの人間性を鳴嶋メルトを把握できない、と言っていましたが強いと思っていた自分が本当はずっとずっと情けなくて弱いことに気づいて、その悔しいという感情がキザミと重なり、一気に覚醒していきます。

愛されていた、と思っていた。できている、と思っていた。強い、そんな風に自分を見せていた。

でも「適当」「なんとなく」だった。

そんな風になんとなく生きてきた鳴嶋メルトの本気の覚悟がキザミの演技に集中し、全てのエネルギーをかけて「俺は誰にも負けねえ!」と吠えます。

その瞬間に観客が沸き上がる音が聴こえてくるのです。

弱い自分、本当はもっとやれるのに!と叫ぶ心に、私たち視聴者までが感動し共感するのではないでしょうか。

自分の「本当」に向き合える人は、強い。私もそう思います。

 

つい惰性で「これぐらいやっときゃいいでしょ」、「この程度でいいでしょ」と自分を見限ってしまうのが人間でもあります。

でも本当はもっと、それこそ子供の頃なんてキラキラと夢中に目の前のことに一生懸命だった。

大人になるにつれて「こうすればうまくいく」というのが勝手に身についていく。

いつの間にか大切な何かを置いてきてしまう。

そんな私たちの本当の気持ちの気づかせてくれるかのように鳴嶋メルトの叫び声が魂に刺さるようです。

一番悔しいのは自分だから、一番分かっているのも自分だから、本当はもっとやれるって思ってるのも自分なんですよね。

誰かからの評価でも、世間からの評価でもない。

自分の悔しさが自分を変える、そして世間にそれを見せていく。

そんな鳴嶋メルトの演技に何度も感動させられます。

鳴嶋メルトを演じる声優、前田誠二さん。鳴嶋メルトについてのインタビュー

そんな迫真の演技を見せてくれる鳴嶋メルトを演じるのは声優である前田誠二さんです^^

前田誠二さんについても調べてみました。

職業 声優,アーティスト
名前 前田誠二
ふりがな まえだせいじ
性別 男性
生年月日 7月1日
星座 かに座
血液型 AB型
出身地 大阪府
所属事務所 響
音楽活動 2018年~ 「Argonavis」(ベース)
代表作 ・アルゴナビス from BanG Dream!(的場航海)
・カードファイト!! ヴァンガード(橘タツヤ)
・トライナイツ(宝立友未)
・色づく世界の明日から(山吹将)

所属事務所である響には他にも相羽あいな、三森すずこさんなどがいらっしゃいます。

ちなみに同じお誕生日には井康嗣さん、稲田徹さん、岩崎諒太さん、白川周作さん、新田ひよりさんがいらっしゃいます^^

殺陣(たて)が特技だそうで、舞台などでも披露されています。

音楽活動の欄にあるArgonavisとは、昨今流行しているメディアミックスの一つで、from ARGONAVISというボーイズバンドをテーマにした作品から派生したバンドネームのようです。

前田誠二さんはこのバンドでベースを担当しており、実際にライブでもその腕前を披露しています。

 

鳴嶋メルトを演じるにあたっては、最初の棒読みの頃の演技では役者として足りていない部分を、発声や、息の加減で調整して演技されたようです(すごい!)

2期の東京ブレイド編では、台本に舞台の上手(かみて)下手(しもて)の表記があったそうですが、下手が「へた」に見えてしょうがなかったとインタビューでおっしゃていて、鳴嶋メルトにそこまで入り込んで感情移入して演じられた苦労を語られていました。

実際に演じられた方のお話を聞いた上でアニメを再度見てみるとかなり趣が変わって見えてきますね(泣)

まとめ

今回は推しの子、鳴嶋メルトの演技について、演じられた前田誠二さんについて調べてみました。

アニメの3期以降が今後もとっても楽しみですね^^

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